小豆島ってどんな島?

オリーブ公園

今回は、われらが小豆島の紹介だよ。

小豆島について紹介したいことはたくさん!今回はまず島の全体像を紹介したいと思います。

もくじ

小豆島の大きさは?

小豆島(しょうどしま)は瀬戸内海に浮かぶ牛のような形が特徴的な島です。

小さい豆の島と書くので、小島をイメージしますよね。

瀬戸内海では2番目に大きな島で、海岸線の長さは約126km、面積は約153㎢、一番高い山(星ヶ城山)の標高は約816m。

星ヶ城山は瀬戸内海で一番高い山です。小豆島は高低差があるので、ぐるっと回るには車がオススメです。
(最近はサイクリングの大会なども開催されていて、自転車でまわるのに楽しい道もあるよ。)

小豆島の気候は?

気候は、瀬戸内海式気候で、雨が少なく温暖です。

この雨の少ない気候が、原産地である地中海地方に似ているので、オリーブ栽培に適していると言われています。

青い空にキラキラ輝く美しい海とオリーブ並木、穏やかな景色は「まるで地中海のようだ」と、人の心をひきつけます。

春にはいろとりどりの花が咲き、夏は海遊びが楽しくて、秋は紅葉が島を包み込み、冬は雪が積もることもあります。

四季折々、様々な表情であなたを楽しませてくれますよ。

小豆島の産業は?

小豆島には醤油、オリーブ、素麺、漁業などの産業があります。

醤油

昔ながらの木桶のある醤油蔵

小豆島の醤油づくりは、江戸時代に高橋文右衛門(たかはしぶんうえもん)が紀州の湯浅から醤油の作り方を学んで、伝えたのがはじまりだといわれています。

醤油産業が盛んになったのは、塩や小麦、大豆などの醤油の原料がちかくにあったことや、気温や湿度が麹菌の発育にあっていたこと、海上交通が便利だったことが有利だったからのようです。

今でも小豆島では木桶を使った昔ながらの醤油づくりをしている蔵がたくさんあります。現在木桶を使った天然醸造による醤油や味噌の生産量は日本全体で1%以下です。その中の3分の1を小豆島が占めています。

蔵の中を見学できる醤油屋さんもあるので、いろんな蔵の醤油を試して欲しいです。蔵や桶によって住み着く菌が違うため、醤油の味は蔵によって違います。

オリーブ

秋にはオリーブがたわわに実る

「オリーブの島」とも呼ばれる小豆島、そのはじまりは1908年、オリーブオイルを日本国内で作ろうと考えた農商務省が、試験栽培に選び、アメリカから取り寄せたオリーブの苗木を植えたのです。

小豆島以外の試験地(三重県、鹿児島県)のオリーブの木は枯れてしまいましたが、小豆島では順調に育ち、2年ほどで結実しました。それ以降、小豆島にオリーブ栽培が広まりオリーブの塩漬けやオリーブオイルも生産されました。

今では、オリーブの化粧品やお菓子などいろいろなオリーブ製品が作られています。

小豆島ではオリーブ畑以外でも街路樹や庭木としてもオリーブが植えられていいます。5月下旬には花が咲き、9月〜11月に実が収穫されます。

素麺

素麺の天日干し

日本三大素麺の1つ「小豆島素麺」。そのはじまりは、1598年、お伊勢参りの道中に奈良県の三輪村に立ち寄って、素麺づくりの技術を教わり、池田村に持ち帰り伝えたといわれています。

そのころの小豆島素麺の原料になる小麦や塩がたくさんとれていたこと、素麺を日光で乾かすのに雨の少ない島が適していたことなどから、素麺づくりは発展し、全国でも有名な素麺となりました。

小豆島素麺は、桶に麺を巻き取るときにゴマ油を使います。ゴマ油は菜種油より酸化しにくいのが特徴です。素麺づくりとともに、ゴマ油も島の大切な産業となりました。

漁業

新鮮な鯛

島のといえばやっぱり漁業!!小豆島では一年を通じていろいろな種類の魚が捕れます。

マダイやサワラ、メバル、アナゴ、マナガツオ、シタビラメ、小エビ、マダコ、カワハギ、ヒラメ、ナマコ、キス、コウイカ、サヨリ、スズキ、シャコ、タイラギ・・・新鮮な魚を食べることができます。

小豆島をドライブすると各地で漁港や漁船を見かけます。冬場は海苔の養殖も行われています。

最近では、小豆島近海では筋肉質で甘い身の上質なハモが育つとういうことで、四海漁業協同組合が独自の基準を設けてブランド化した「小豆島島鱧」も人気です。

小豆島への行き方は?

島へのアクセス方法をご紹介します。小豆島は四国とも本州とも橋でつながっていないので、船を利用します!島の中には港がたくさんあります。

フェリーには自転車や車も乗せることができます。料金は大きさによって異なります。

人は飛んでは来られないか・・・

たまにヘリコプターで来る人はいるよ。

香川県から船に乗る

高松港とパンダのフェリー

高松からは一番多くの船がでています。

高松駅から高松港は徒歩約10分です。フェリー乗り場と高速艇乗り場は離れた場所にあるので注意してください。

高松駅から高松東港まではバスで約10分です。

※草壁港行きフェリーは、2021年3月末で航路が休止になっていますのでご注意ください。

高松港ー土庄港(とのしょうこう)

フェリーは毎日15便運行。乗船時間は60分。料金は旅客・片道:大人700円、小人350円。

『からかい上手の高木さん』とコラボしたラッピングフェリーも運行中です!

高速艇は毎日15便運行。乗船時間は約35分。料金は旅客・片道:大人1,190円、小人600円。
※夜間便は現在運行休止中です。

高松港ー池田港

フェリーのみ毎日11便運行。乗船時間は60分。料金は旅客・片道:大人700円、小人350円。

池田港行きのフェリーはパンダやキリンが甲板に乗っていてカワイイですよ。

高松東港ー坂手港(さかてこう)

高松発フェリーは毎日3便。乗船時間は70分。小豆島発フェリーは平日は2便、土休日は3便運行。料金は旅客・片道:大人700円、小人350円。

神戸港から坂手港間を運行しているフェリーと同じジャンボフェリーです。

岡山県から船に乗る

岡山から小豆島へ

岡山からは3つの港から小豆島に来ることができます。

新幹線で岡山駅に着く場合は、新岡山港が一番近いです。岡山駅から新岡山港まではバスで約45分です。

日生駅から日生港までは徒歩約2分です。

宇野駅から宇野港までは徒歩約2分です。

新岡山港ー土庄港

フェリーのみ毎日8便運行(季節により9便)。乗船時間は70分。料金は旅客・片道:大人1,090円、小人550円。

日生港(ひなせこう)ー大部港

フェリーのみ毎日4便運行。乗船時間は60分。料金は旅客・片道:大人1,050円、小人530円。

※2021年6月19日から時刻表が変わりましたのでご注意ください。

宇野港ー土庄港

宇野から豊島(家浦港・唐櫃港)を経由して土庄港に着きます。

フェリーは3便運行。乗船時間90分。料金は旅客・片道:大人1260円、小人630円。

旅客船は3便運行。乗船時間50分。料金は旅客・片道:大人1260円、小人630円。

※便により豊島までの便や危険物車両専用となり人が乗れない場合もあるので事前にご確認ください。

兵庫県から船に乗る

神戸から小豆島へ

兵庫からは2つの港から小豆島に来ることができます。

三宮駅から神戸港まではバスで約10分です。

姫路駅から姫路港まではバスで約

神戸港(三宮新港第3突堤)ー坂手港

ジャンボフェリー改め、ニャンコフェリーと呼ばれています。

フェリーのみ平日は3便、土休日は4便運行。乗船時間は昼間便:約3時間半、夜間便:約6時間半。
料金は旅客・片道:通常便大人 1,990円、小人990円。
※深夜便又は土休日ダイヤ:大人+500円、小人+250円
※深夜便+土休日ダイヤ:大人+1,000円、小人+500円

姫路港ー福田港

フェリーのみ毎日7便運行。乗船時間は90分。料金は旅客・片道:大人1,550円、小人780円。

※2021年7月20日まで1日4便に減便となっています。ご注意ください。

船の注意点

  • 瀬戸内海の海はふだんは穏やかなので欠航することは少ないのですが、春の濃霧や台風などの悪天候により欠航する場合もあります。
  • 船の時刻表や運賃が変わる場合もありますので、来島の場合は直前に時刻表を確認することをオススメします。
  • 人だけの乗船の場合は乗れないことはめったにありませんが、車の場合、お盆やゴールデンウィークなどのハイシーズンは予約が必要な航路もあります。
  • 船に接続している電車やバスの便数が少ないので、乗り継ぎ時刻を事前に確認することをオススメします。
  • 瀬戸内国際芸術祭の開催時は、上記で紹介した以外の臨時便や臨時航路が増えることがあります。
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