直島(なおしま)は岡山県と香川県の間にある離島です。現代アートの島としても知られていますが、瀬戸内ならではの漁港や昔ながらの町並みを見ることもできます。周囲約16km、面積約8k㎡とそんなに大きい島ではありませんが、見どころがたくさんあるので、ぜひ時間に余裕を持って訪れて欲しい島です。
直島の楽しみ方
直島(なおしま)は、アートの聖地と言われ海外からの人気も高い島です。
島内には美術館がいくつもあり、野外にもアート作品が常設されています。また、アート鑑賞のあいだに寛げるカフェもあります。
地中美術館

名前の通り、美術館は島の景観を損なわないように地中に作られています。建築家の安藤忠雄さんが設計を担当、地下であっても自然光が入ってくるように造られています。地中美術館に展示されている作品は開館以来ずっと同じです。
美術館のアプローチには「モネの庭」を連想させるように草花、樹木が植栽され、池の中には睡蓮の花も咲いています。
クロード・モネ
「睡蓮の池」「睡蓮」「睡蓮の池」「睡蓮-柳の反映」「睡蓮-草の茂み」
自然光の中で見る『睡蓮』は時間によっても表情を変えます。展示は変わらないのに何度も美術館を訪れる人がいる理由の1つは、自然光で見られるとういことなのかもしれません。
ジェームズ・タレル
「アフラム、ペール・ブルー」「オープン・フィールド」「オープン・スカイ」
『光』そのものが作品となっていて、光と空間により目の錯覚が生まれ、不思議な体験をすることができます。
ウォルター・デ・マリア
「タイム/タイムレス/ノー・タイム」
広い空間に2.2mの花崗岩の黒い球体と27体の金色の立体が階段状の場所に設置されています。
まるで神殿の中に入ったような神秘的な雰囲気があります。
この空間も自然光なので、太陽の動きで見え方が変わります。

地中美術館のテーマは「自然と人間を考える場所」なんだよね。



作品の「光」を意識することで「自然」についても考えさせられる素敵な美術館だよね。
草間彌生「南瓜」




「前衛の女王」と呼ばれる草間彌生さんの作品も展示されています。
海に突き出した桟橋に設置されている『南瓜』は、瀬戸内海の穏やかな海や空の色の中で黄色く輝いて見えます。
宮浦港の広場には『赤かぼちゃ』もあります。
水玉の中は空洞になっていて中に入ることができ、くり抜かれた丸い穴から顔を出して記念撮影もできます。
※ご注意
『南瓜』は、8月9日の台風9号による高波にさらわれ破損しました。現在は展示を中止していますが、修復後に再展示される予定です。
家プロジェクト




直島の『家プロジェクト』は、古民家や寺社などを改修して作られた7つのアート作品があります。昔ながらの雰囲気のある本村地区の中を散策しつつアート鑑賞を楽しめます。
カフェでひといき
直島には古民家を改装した落ち着いた雰囲気で寛げるカフェがいろいろあります。












『あいすなお』は、オーガニック玄米を使って炊いた酵素玄米と野菜たっぷりのおかずが食べられる体に優しい「あいすなおセット」が人気のごはん屋さんです。
『中奥』は名前の通りちょっと奥にある隠れ家的なカフェです。自家製ソースでいただく「ふわとろオムライス」が人気ですが、自家製ケーキもオススメです。
『Cafe Restaurant Garden』は、おいしいピザとカレーを楽しめるカフェ、スムージーやアイスなどの冷たいメニューもあって暑い季節には嬉しいです!
直島のホテル・民宿
じっくりとアートを楽しみたい人は直島での宿泊がオススメです!お洒落な雰囲気を楽しめるホテルやアットホームな雰囲気の民宿がいくつかあります。
ベネッセハウス


ベネッセハウスは、美術館とホテルが一体になっていてアートを楽しみながら泊まることができます。
お値段は高めですが、建築はすべて安藤忠雄さんで、建築好きにもたまらないホテルです。
波へい


暖かいご夫婦がむかえてくれる海が目の前にある民宿です。お値段はリーズナブルで、港までの送迎やWi-Fi(無料)もあります。



数年前、夏祭りの日に直島に泊まって、ビール片手に浜辺でのんびり、目の前にあがる花火を楽しんだよ。



都会の花火大会みたいに花火の数は多くないけど、場所取りを頑張らなくても目の前でキレイな花火が見れるのが島の夏祭りの良いとことだね。
直島への行き方は?


直島は宇野港と高松港から船がでています。住所は香川県ですが、距離的には岡山県の方がちかいです。(曜日によって豊島や犬島からの船もあります。)
岡山・宇野港から直島へ
岡山駅からJR宇野線に乗り換えて宇野駅で下車、宇野港までは徒歩約3分。宇野港から直島・宮浦港までは高速船で約15分、フェリーで約20分です。
香川・高松港から直島へ
高松駅から高松港までは徒歩約5分。高松港から直島・宮浦港までは高速船で約30分、フェリーで約60分です。



島内の移動にはレンタサイクルもありますが、地中美術館は丘の上にあってアップダウンがあるので、体力に自信のない人はバス利用がオススメです!!
Naoshima Island
Naoshima Island is located in Kagawa Prefecture in the Seto Inland Sea.
It is known for modern art museums, architecture and outdoor sculptures.
Almost every museum on Naoshima is closed on Mondays.
I’d recommend taking the bus or renting a bicycle to get around Naoshima Island.
The island serves as a main venue of the Setouchi Triennale art festival.